· 

第1回 リーダーであるということ

名古屋大学経済学部経営学科(高73回)

 

私は、名古屋大学の文化祭である「名大祭」の実行委員として活動しています。現在は事務局長として、有志の団体による企画をサポートする事務局の役員約200人をまとめています。

高校時代に生徒会副会長を務め、文化祭運営を主導した経験から、「大学に入ってもまた文化祭に関わりたい」と入学当初から思っていました。しかし、大学の文化祭は、高校の文化祭とは何もかもが違っていました。

まず、動くお金の規模です。野外フェスさながらの特設ステージを建設したり、有名芸能人などのゲストをお呼びしたりと、高校の文化祭では考えられなかったことができるようになった分、多額の資金の使い道を議論するときは、慎重にならなければいけません。集めたお金をみんなが楽しめる形で還元すべく、日々努力しています。

また、大学は手助けしてくれません。使いたい場所、やりたい企画、安全対策など全てを学生の脳みそで考え、大学に申請を出し、許可がもらえずまたやり直し…なんてことは日常茶飯事です。想定できなかった壁に何度もぶつかることで、色々な考えの人がいて、色々なことが起こる可能性があるということを実感しました

実行委員会で得た経験は、社会に出てから大いに役立つと確信しています。リーダーと呼ばれる立場についたとき、自分の言動の一つひとつは常に誰かに評価されていると思っています。最後まで責任感を持ってやり遂げたいです。