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地方から日本を、自分が変える

 

神戸大学 経済学部 経済学科

林 篤志

Hayashi Atsushi(高74回)

 

僕には、志があります。

それは「砺波市の持続的な発展に自らが貢献すること」です。

この志を抱いたきっかけが2つあります。

 

1つ目は、昨年度の元旦に「能登半島地震」で被災した経験です。

高校時代の友人の地元が甚大な被害に遭う中、神戸に戻れば変わらぬ日常が広がっていました。その温度差の違いを痛感し、「自分たちで町を守らなければいけない」という使命感が芽生えました。また、支援物資が届かない中での地域コミュニティが果たす役割が重要であると感じました。

 

2つ目は、大学での学生団体での活動です。

現在、私は学園祭や子供向けイベントを通じて、地域貢献を行う学生団体に所属しています。昨年度は、大学近くの自治会と協働し、子供向けの「昔遊びイベント」を総責任者として企画運営しました。目的は、「現役役員と次世代の担い手である親世代との接点の創出」でした。当時、自治会は役員の担い手不足や自治会イベントへの住民参加の少なさが課題となっていました。そこで、僕は、現役役員と親御さん世代が接点を持つ場を設けることが、持続可能な自治会運営につながると考えました。結果的に100人程度の子供たちに参加いただき、自治会活動の活性化に一歩つながった実感しました。この経験から、現存の自治会の底力を感じ、「となみ夜高まつり」や「チューリップフェア」を開催している砺波市や各自治会にもさらなる可能性があるのではないかと考えるようになりました。

 

来年からは、外資系コンサル企業に就職します。そこでは、日本だけでなく海外のノウハウを吸収し、公共経営コンサルタントとして、官公庁・地方自治体や住民の皆様と共に様々な課題解決に取り組んでいきます。そして、地方創生のモデルとなるプロジェクトを実現し、砺波の未来はもちろん、全国の地方都市の活気ある未来にも貢献できる人材になります!

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