金沢大学理工学域数物科学類4年
樽見謙伸 TARUMI Kenshin (高75回)
私の大学生活は、野球と研究を通して多くのことを学び、自分自身の可能性を広げることができた時間でした。
私は大学でも野球を続け、大学野球に打ち込んできました。高校時代にご指導いただいた杉森先生からは、野球の技術だけでなく、「当たり前のことを当たり前に続けることの大切さ」や「最後まで諦めずにやり抜く姿勢」を教えていただきました。その教えは大学でも私の支えとなり、苦しい練習や思うような結果が出ないときでも、前を向いて努力を続ける原動力となりました。
大学野球では、高校までとは異なるレベルの高さを実感し、自分の力不足を感じることもありました。しかし、仲間と支え合いながら一つの目標に向かって努力した経験は、勝敗以上に大きな財産になっています。
また、大学では新たな学びとの出会いもありました。現在は、ヒストンH3.3というタンパク質と老化との関わりについて研究を始めています。まだ研究は始まったばかりですが、高校までの「答えのある学び」とは異なり、自ら問いを見つけ、その答えを探していく研究の面白さを感じています。
大学生活を通して感じたのは、大学は単に知識を身につける場所ではなく、自分の世界を広げる場所だということです。私自身、大学野球を続けたいという思いで進学しましたが、その中で研究という新たな興味にも出会うことができました。
これから進路を考える後輩の皆さんには、偏差値や大学名だけで大学を選ぶのではなく、「自分がどのような大学生活を送りたいのか」を大切にしてほしいと思います。将来の夢がまだ明確でなくても、大学での出会いや経験が新たな目標につながることがあります。ぜひ、自分が本気で打ち込める環境を選び、さまざまなことに挑戦してください。その経験は、きっと皆さんにしかない財産になるはずです。